インド洋に浮かぶティアードロップ形の島国、スリランカ。輝く（シュリ）島（ランカー）という意味をもっていて、北海道よりひと回り小さい面積に豊かな自然がぎっしり詰まった、ミラクルアイランドです。昔はセイロンと呼ばれていて、セイロン茶が有名なことからおいしい紅茶がとれる国ということでご存知の方も多いのではないでしょうか。 スリランカは宝石の国としても大変有名です。井戸を掘ると宝石が出てくるという逸話があるほど。エメラルドとダイヤモンドとオパール以外の宝石は全て出るとも言われているスリランカ。その中で恐らく最も有名なのはサファイアではないでしょうか。 サファイアは鉱物としてはコランダムであり、コランダムのうち、宝石としての価値があり、かつ色が赤（RUBY：不純物のchromeで濃赤色を呈す）でないものをいいます。 一般に(不純物の鉄、チタンによる)、濃紺あるいは青紫色を呈する青玉(蒼玉)を指すと思われていますが、黄色や茶色、薄紅色などを呈するものも含みます。  スリランカ産サファイアの原石は、ガラス質で透明感のあるものが多く、特別に「グラスボディ」と呼ばれています。クオリティーによりランク付けされ、最高ランクな物はコーンフラワーブルーと呼ばれ、ベルベットのように滑らかで深水があって、内側から発光しているかのやうな、何とも言えない魅力があります。 このサファイア原石はスリランカ人な宝石商から無理やり譲り受けたもので、この大きさな原石は一般には出回りません。外見は雲母等で美しいとは言い難いですが、光を通すと美しいブルーが現れます。もちろん非加熱無処理の原石です。ブラックライトで若干紫に蛍光します。微量にクロムが含まれていると思います。 表面を磨いてポリッシュにもしたい気持ちもありますが、この大きさの迫力も捨てがたいです。コレクションピースとして持っておきたい逸品です。 56.3×39.6×23.3mm 98.71g(493.55ct） #サファイア #原石 #天然石 #非加熱 #スリランカ #宝石 #ブルー #コーンフラワーブルー #鉱物 #コランダム #蛍光 #大型 #ルビー #クロム